福岡と鉄道〜発展を支えた天神の市電、大牟田線、新幹線〜……ブラタモリ2015.10.3

ブラタモリ２０１５年１０月３日放送（福岡）の内容解説です。２週にわたりタモリさんは故郷の福岡（博多）を訪れます。１０月３日は福岡が発展した秘密を探ります。

福岡と鉄道〜発展を支えた天神の市電、大牟田線、新幹線〜……ブラタモリ2015.10.3

前回の放送　➡タモリさんが故郷の博多へ〜櫛田神社と聖福寺〜……ブラタモリ2015.9.19

ブラタモリ福岡【１】福岡の発展と鉄道

出典：http://photozou.jp/photo/show/289607/167751360

出典：九州電車・その1

１　西鉄薬院駅。タモリさんが幼いころ２つの線路が直角に混じっていた場所がありますタモリさんが鉄道好きになった原点です。

２　明治２２年、福岡は九州第３の都市に過ぎませんでした。現在は１５０万都市。福岡が発展した秘密と鉄道の関係を探ります。

３　福岡市の中心部、天神駅に移動します。天神は鉄道が作った町と言っても過言ではありません。江戸時代に賑わっていたのは商人の町博多でした。近くにあった福岡の天神は武士の町で賑わいはありません。しかし２本の路面電車が縦横に敷設され、天神で交わったことが発展の起爆剤になりました。

４　路面電車は廃止されていますが、番組では大型バスでその痕跡をたどります。

出典：qshuu999さん（yahoo知恵袋）

５　博多の台所、柳橋連合市場を通りかかります。バスは路面電車の跡に敷かれた道路を走ります。天神から東に３キロ。この地区にだけ路面電車の痕跡が残ります。現在は路線バス専用軌道となり、馬出通りバス停付近に電停の痕跡が残っています。付近には再利用された枕木や踏み切りの跡の盛り上がりも散見されます。

６　路面電車特有のレールを再利用した鉄塔がありました。大空襲で壊滅的な被害を受けた福岡で２日後に運転を再開し。復興を支えた路面電車の最大の名残です。昭和３０年台には１億人を運んだ実績もあります。

いずれも出典：さようなら西鉄３１３形電車

７　昭和１３年に市電に加え大牟田線が開業。天神にはデパートが立ち、福岡の人口は３０万人まで躍進しました。タモリさんは大牟田線の旧型車両３１３型（モ３６３）に試乗します。

８　解体直前ですがタモリさんはまだ稼働するコンプレッサーにスイッチを入れフォーンを鳴らします。タモリさんは７歳〜１０歳の頃乗車していた車両です。

ブラタモリ福岡【２】博多南と博多総合車両所

１　博多駅付近に移動します。駅付近はもともと何もない場所でしたが、１０年ほどで見事に発展を遂げます。新幹線の博多開業が大きな原動力となりました。現在博多開業から４０周年です。

２　タモリさんは新幹線の博多南駅までの３００円分の切符を案内人から手渡されます。博多から博多南までは、列車の愛称がなく列車番号だけが表示されています。ホームに到着した博多行の新幹線は、博多駅で乗客を降ろすと、博多南駅行に表示が変わります。

出典：2008.02.03　博多総合車両所

３　わずか９分間の路線が開通したのは、住宅が増えた博多総合車両所周辺の住民が駅開業を求めたことが契機です。もともとは何もなかった場所ですが、今はマンションが立ち並びます。ちなみにクルマでは博多まで１時間ほどかかります。

出典：同上

４　博多南駅を降りて番組は車両基地に入ります。博多車両基地では新幹線のオーバーホールを担当しています。タモリさんが一番好きな５００系新幹線を見学します。初めて３００キロで営業運転を達成した車両です。東京まで、開業時より２時間の短縮になりました。

５　タモリさんが上京したのは新幹線が開業した年。芸能界入りを目指すタモリさんは、開業したばかりの０系の新幹線で上京しました。昭和５０年のことでした。

過去の番組の記録

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